無痛分娩

無痛分娩とは?

昔から、お産は痛いものであり、この痛さを我慢して出産してこそ、良い母親になれると言われてきました。
しかし、硬膜外麻酔分娩では、にこにこしながら、リラックスして、お産をすることが出来ます。このため、赤ちゃんにも負担がかからず、元気に生まれる利点もあります。
赤ちゃんの下降感や子宮の収縮をある程度感じながらタイミングを合わせ、ゆっくり「いきみ」ながら分娩をすすめます。ほとんどの場合、痛みはわずかに感じるのみになりますが、痛みの感じ方は産婦さんそれぞれで違います。

欧米では、殆どの病院でこの硬膜外麻酔分娩を受けることが出来ますが、日本では、残念ながら、ごく限られた病院でしか受けることが出来ません。

当院では、昭和63年より、この硬膜外麻酔分娩を実施しており、約5000人以上の産婦がこの麻酔分娩を受けています。

硬膜外麻酔とは?

硬膜外麻酔法とは、細くて柔らかいチューブ(カテーテルと呼びます)を背中から腰の脊髄の近く(硬膜外腔)に入れて、そこから麻酔薬を少量ずつ注入することにより出産の痛みを和らげる方法です。

腰から下の感覚がにぶくなりますが、足を動かしたりすることはできます。お産途中で麻酔がきれてしまうようなこともありません。
また、赤ちゃんへの麻酔薬による影響はとても少なく、お母さんの意識がなくなることはなく元気に出産を終えれます。

硬膜外麻酔分娩のメリット

  1. 痛みをコントロールした状態で意識がはっきりしていますので、しっかりといきんで出産できます。
  2. 母体への痛みが緩和されることで、長時間を要する出産でも体力の消耗が少なくなります。
  3. 赤ちゃんへの麻酔の悪影響はほとんどありません。
    また、気張ることが少ないので胎児のストレスも少なく、元気に生まれる率が高く、帝王切開の率は低くなります。
  4. 万が一帝王切開が必要となったときにはカテーテルをそのまま利用して、速やかに帝王切開が行えます。
臨床婦人科産科2004年4月増大号(無痛分娩・和痛分娩ガイダンス)のうち
  • 硬膜外麻酔分娩を行うと鉗子分娩、吸引分娩が増えないのですか。
  • 硬膜外麻酔分娩を行うと帝王切開が増えないのですか。

の2項目を執筆しています。

周産期医学 第35巻 第5号 (2005年5月)
産科麻酔とインフォームドコンセント」について執筆しています。

最近6年間の分娩及び無痛分娩実績

総分娩数 経膣分娩での
無痛分娩数と割合
帝王切開
( )内は予定帝王切開
2010年 485 454(97.8%) 31(21)
2011年 484 441(97.0%) 43(27)
2012年 478 438(97.3%) 40(27)
2013年 411 365(98.4%) 40(25)
2014年 413 355(95.7%) 42(27)
2015年 372 332(97.6%) 30(21)

診療項目

  • 妊婦検診
  • 子宮がん検診
  • 分娩(立会い可)
  • 母乳・育児指導
  • 更年期健康相談
  • 入院設備有り
  • 予防接種

◆松岡産婦人科クリニック

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